◆棋譜
武田晴夫(黒) vs Dong Ming Liu(白) 互先----白9目半勝ち、黒271手まで
(注)bodoview by maznaga
◆武宮九段の講評: ・黒31は、単に26の上にオサえ、白31キリに14の2路右で主導権を握りたい。 ・黒103は、40の左にツケて絞り形にする。 ・黒175は、173の一路下で白の大石が多分死にでしょう。 ◆武田さん自戦解説: ・武宮九段の、黒31は単に26の上にオサえ白31キリに14の2路右で主導権を握りたい、については全く考えませんでした、感服です。 ・黒67は一路下がよかったかもしれません。 ・武宮九段の、黒103は40の左にツケて絞り形にする、については考えましたが、白をはっきり活かすので、上辺でやりそこなった手前躊躇、しかし1線に打って2子抜かれてはひどすぎます。 ・白160は、159の一路上しかない。黒161〜黒169で逆転したはずです。 ・武宮九段の、黒175については173の一路下で白の大石が多分死に、については考えましたが、白割りこみ、黒118の下キリからこの1子を抜かれた後、7の一路上で白に逃げ出され中央の黒と右の白の大石同士の攻め合いを心配しました。中央ポン抜きで勝ちになったはずで、しかもここで丁度10秒の秒読みになったこともあり、無難に打って勝ちにいけばよいと考ました。 ・黒181は、5の2路上で細かかった模様です。しかし、それでもはっきり勝ちともいえず、やはり上記黒175で173の一路下に打って大石を取りにいくべきでした。 |