女性囲碁教室

----2004年5月14日(金)よりスタート----

What'snew 掲示板

横須賀で初めての女性囲碁教室が発足しました。記念すべき第一回目は30人応募のうち27名が参加されました。今後、横須賀から強いアマ女流囲碁愛好家がたくさん生まれることを期待して、この教室はいつでも貴女の参加をお待ちしています!!

                   (連絡先)下記、講師陣の誰か、または、まで。


目次

経緯
主催・後援
教室の運用 
教室の様子
第17回 松本泰男先生特別教室----2005年1月14日 "new"
第10回----2004年9月25日
第1回----20004年5月14日
指導碁例
読売新聞掲載
アンケート
感想


1.経緯

日本の囲碁は、平安朝時代の宮廷で才媛の女官たちの教養として親しまれていたことは源氏物語、枕草子などに書かれているところです。囲碁は神様が創ったゲームともいわれ、ルールは最も単純なのに奥深いゲームです。その訳は打碁のパターンが10の360乗と他のゲームの追随を許さないところにあります。このため、最近では思考訓練にも健康にも有効なゲームとして見直され、「ヒカルの碁」ブームもあって子供たちが打ち始め、総合学習・生涯学習の面からも注目されています。しかし、普及の面では、女性層、および20〜50代の中間層の参加が少ないのが現状で、特に、女性にとって、男性が多く快適な環境とはいえない碁会所にはなかなか入りにくいなどの問題がありました。

横須賀市では、最近、市民囲碁大会への参加者が増えていますが、参加されている高段者の方から女性の参加が少ないのではの指摘があり女性教室を開くなら協力しますとの心強い提案がありました。早速、市広報で募集したところ約30名の応募をいただき、事前に確保していたヴェルクの教室が狭くなってしまいましたので、急遽、第1回目の教室を青少年会館に移して行うことになりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

2.主催・後援

主催:横須賀囲碁連盟
後援:横須賀市教育委員会----第1回目の開催にあたって後援をいただきました

3.教室の運用

◆開催日時、場所
(1)日時
当面、毎月第2、第4金曜日午後1時〜5時といたします。
(2)場所
ヴェルクの研修室(人数などにより娯楽室、会議室、和室、または他の場所)を使用します。

◆教室の進め方
・楽しみながら学習
・参加者の希望を優先
・講座より実戦を優先
・個人の特性に合わせて指導
・目標をもって無理のないように進める
・テーマを選んで短時間の講座で学習
・個別指導碁、多面打ち、参加者同士の対局----検討碁を重視
・詰碁、次の一手などの出題、宿題
・勝ち星表をつける----ハンデキャップ、実力向上の評価
・大盤、パソコンの使用


◆費用
何ごとも必要最小限の費用がかかりますので皆さんで分担いたします。部屋代、プリント代など、1ヶ月500円(広報では1回200円)を集めさせていただきます。

◆女性教室の今後の展開
1.囲碁大会への積極的参加
(1)横須賀市市民祭囲碁大会(年1回、今年は11/3水、横須賀囲碁連盟支援)
(2)横須賀囲市民囲碁大会(年5回、横須賀囲碁連盟主催)
(3)県アマ女流囲碁大会(次回は第24回、神奈川県囲碁連合会主催、神奈川新聞協賛)
(4)国際アマチュア・ペア碁選手権(財団法人日本ペア囲碁協会主催)
   関東甲信越ブロック予選あり

(5)協和発酵杯争奪各段チャンピオン戦
   女性クラス、級位クラスあり
(6)全日本女流アマ選手権戦(日本棋院主催)
   関東予選あり

(7)毎日杯争奪神奈川県都市対抗囲碁大会(第3回、毎日新聞主催)
   小中高、一般、シニアの7名で地ム編成
(8)第21回日中友好囲碁大会(日本中国友好協会)
   級位から無差別までの5名の団体戦
(9)女流アマ都市対抗戦
   全国各地の囲碁愛好者団体(1チーム5名)による団体戦
2.女性教室の自主的運用
女性の企画による女性のための教室を自主的に運用するのがより楽しいかもしれません。

◆講師陣(2004年5月14日現在)

名前(順不同) 段位 記事
主たる講師陣
吉河三和 七段 囲碁連盟アドバイザー&インストラクター
田沢秀元 七段
清水 晃 七段 囲碁連盟アドバイザー&インストラクター
相磯 渉 七段
野口和紀 六段
斎藤芳雄 六段
金井正光 六段 囲碁連盟アドバイザー&インストラクター
佐藤平八 六段 囲碁連盟アドバイザー&インストラクター
小野文夫 五段 会計
10  水出力男 七段
11 渡邊益男 七段
バックアップ講師陣
浜津宗則 六段 囲碁連盟理事
千林秀丸 五段 囲碁連盟理事
田村政雄 五段 囲碁連盟理事
儀同俊夫 六段 囲碁連盟理事
梶原俊男 六段 囲碁連盟会長

4.教室の様子
第17回----2005年1月14日 松本泰男先生特別教室"new"
松本泰男先生は神奈川県を代表するアマの強豪です。朝日アマ10傑入りを始めとして世界アマ戦神奈川県代表など数々のアマ棋戦に神奈川県代表となり全国に名前が知られています。一方、先生は体系的な分かり易い教科書を執筆され、教科書に基づいた教室は人気を博していることでも知られています。当女性教室でも先生の教科書を利用しているところから、この度、先生をお呼びして特別教室を開きました。
分かり易い説明に皆んなが納得。 ユーモアに富んだお話に皆さん引き付けられていました。
先生のお話で記憶に残った主なものを以下に列挙します。

・誰とでも実戦を多く打つ。
・定石はどうして
そう打つのかを理解する。
習ったことをやる。相手が習った通り打ってこなくて困ったときがチャンス。
・年をとったからダメ、才能がないからダメということはない。70歳で七段になった人がいる。
・勝つことの喜び、上達を実感できる、体で覚え体が反応。
・浜松医療センター脳外科の金子先生は、囲碁は老後によい、ボケない、第3の脳である指を使うのはよい、右脳左脳の両方を使うのがよいといっています。


上述の困ったときがチャンスの例:
星の定石 定石外れの白6に黒7と音のする
方に反応すると白8に打たれaを狙
われる
。白6に困った・・・
ここは黒7に先行する発想ができれば
黒の地が大きく黒チャンスを生かした
ことになる

第10回----2004年9月25日
写真をクリックすると拡大写真が現れます





      

第1回----20004年5月14日
写真をクリックすると拡大写真が現れます
浜津さんの司会でスタート。会長から参加へのお礼のご挨拶。進め方、囲碁の効用、女性教室の将来展望などの書かれた資料の説明がありました。
この後、TVの大喜利でも有名な三遊亭円楽師匠のお兄さんの吉河七段が講師陣を代表してご挨拶されました。

対局にも熱が入ってきました。

清水先生のユニークな初心者教室の開始。1年後に初心者は初段、級位者は3段を目標にしますと最初に言ったのは清水さんでした。全員、異議なしの歓声が上がりましたが、決して夢ではありません。”人生いろいろ”、楽しく打てればいいのでは・・・・、でもチャレンジもしてみたい。 金井先生は元中学校の校長先生。折鶴の名人で、子供囲碁教室の経験は豊富、女性囲碁教室は初体験、感想は? 
多面打ちによる指導。 佐藤平八先生は防衛大学の名誉教授。専門のレーザ通信分野でロシアから表彰されています。かつての防衛大近傍の子供囲碁教室の豊富な体験がここに生かされていることでしょう。
とてもいい碁を打っています。手応え十分です。→↑ 吉河七段は横須賀No1の碁プレイヤ−。三遊亭円楽師匠のお兄さんということで、女性の皆さん親しみを感じられたようです。教え方も親切で上手です。

5.指導碁例

吉河三和七段(白) : 伊藤ふみ2級(黒)  4子
吉河三和七段(白) : 山本みち子2級(黒) 4子

総評)お二人ともかなりお強い。難しくないところで基本的な手が打てれば勝率アップは確実です。

6.読売新聞掲載

第1回女性囲碁教室の様子は5月18日(火)の読売新聞に掲載されました。ありがとうございました。
左の写真をクリックすると拡大写真が現れます

7.アンケート
第1回----040713

8.感想

横須賀市で初めて誕生した女性教室に30名の応募が得られて前途はとても明るいと思います。熱心な生徒とユニークな先生が集まりましたので面白い教室になると思います。囲碁は究極のコミュニケーション手段でもあります。お友達と、お孫さんと、いろいろな方たちとの交流を楽しんでいただきたいと思います。
読売新聞に、「一年以内に全員を有段者に・・・」とありますが、皆さん楽しんで熱心に打っていますので、かなりの数の有段者が誕生すると思われます期待します!!
ご参加いただいている女性の皆さん、講師のみなさん、また、関係者の皆様のご協力に感謝いたします。


Top