03年度の横須賀中央図書館主催の「夏休み小学生囲碁教室」が開かれ、囲碁連盟として支援いたしました。以下に、その概要をおしらせいたします。
<日時>
2003年8月23日(土) 10:00A.M.〜12:00A.M.
<場所>
児童図書館
<主催>
中央図書館
<協力>
横須賀囲碁連盟
<主催者挨拶>
主催者の中央図書館を代表して岡本さんから、開催趣旨、励ましのお話がありました。
<来賓挨拶>
防衛大学の名誉教授、佐藤平八先生にご参加いただきました。先生は、レーザ通信がご専門で、1昨年、ロシアの国から表彰されました。先生は、小学生のとき囲碁を覚え、学生時代に学友と打って強くなったこと、一度覚えたら一生いろいろな友達に会えることなどを話されました。
<参加者数>
20名応募のうちのが19名参加の小学生、父母、祖父母、中央図書館職員2名、囲碁連盟のボランティア10人のおよそ45名。
<講座と実戦>
今回は2時間で碁を打てるようになるかの試みで、碁のポイントのみをコンパクトに説明し、そのポイントを短時間の実践で確認するという進め方で臨みました。そのため、ボランティアの先生10名の参加をいただき、少人数囲碁学習教室が実現しました。教材は関西棋院の「囲碁入門」をベースに進め、インターネット時代を反映するデモとして、Windows
Messengerを使ったインターネット対局を行いました。およその内容は以下です。
−ルールを少し知っているクラスA(6名ほど、13/19路盤使用)、ほとんど知らなクラスB(残り、9/13路盤使用)のクラス分け
−4つの基本ルールをポンヌキゲームを含む実戦で理解
−石を取るテクニックの説明
−少人数学習でうまいうち方、注意する点などを説明
−クラスAに23級、クラスBに25級を囲碁連盟認定
<スナップ写真>
詳細な様子は、写真を通してご覧ください。
(インデックス写真をクリックすると拡大写真が表示されます) |
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初めて対戦するお友達、「お願いします」、「ありがとうございました」の礼に始まって礼に終わります。
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お母さん、お父さんも一緒に参加。でも、子供の進歩にはかないません。 |
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先ず、石取りゲームから自由に対戦開始。オセロの影響が強い。 |
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デモで、ボランティアで参加いただいた、横浜で待機している中国人の金鉉権さんとマルチメディア通信囲碁対局。画面の碁盤の右側の小さなウィンドウに対局者の顔が映っています。 |
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佐藤先生も日頃の大学生に代わって小さな生徒との対面で楽しそうでした。 |
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みんなの前で問題演習。元気よくハイと言って、問題を解いていました。 |
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お孫さんの対局ををほほえましく見ることができるのも、世代を超えるコミュニケーションンのできる囲碁の特徴。 |
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終わって、全員で卒業(?)写真。2時間で終わってしまうのもちょっとさびしい。みなさん、今後も囲碁を楽しんでください!!
土曜の子供囲碁教室でお待ちしています。
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<新聞報道>
教室の様子は、8月26日の神奈川新聞朝刊に掲載されました。鈴木美帆さん(山崎小4年)と金鉉権さんとのネット対局の写真と本文が載っていました。
<感想等>
今回は2時間で囲碁の基礎の基礎を学んでもらう試みでした。2クラス対応、デモ環境の試験などを並行して進めましたので緻密さに欠けていたと思います。アンケートをいただいていますので参考にし、今後に反映させたいと思います。Windows Messengerを使ったインターネット対局は、いろいろな可能性を秘めているように思います、今後、さらに経験を積んで楽しい利用を考えたいと思います。
新聞にも掲載され評価されてということで、参加者一同、いい記念になったと思います。
<教室支援者>----敬称略、順不同
◆来賓 : 佐藤(防衛大名誉教授)
◆中央図書館: 岡本、吉村
◆囲碁連盟 : 山口(雄)、槌谷、横田、佐藤(文)、古池、千林、金鉉権、
高梨、浜津、梶原
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